お知らせ一覧

2024.12.19

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

——————————–

 
軽度の知的障害、もしくは境界知能の人には、金融商品のことはきちんと教えるべきという事態に直面しました。
 
私の弟です。弟は境界知能(IQ85、特別支援学校卒)です。コミュニケーション能力に少々難ありですが、なんとか一般就労しています。母の教えもあって、スーパーでは必ず割引商品を買い割引分を貯金するほどです。
 
というと、お金を大事にするように聞こえるかもしれません。でもこれは日常的な目にみえる金銭だけのことです。イメージしなければならない金銭感覚はなかなか持てません。
 
弟は保険が大好きで、セールストークに乗せられて加入してしまいます。で、結局続かなくて途中解約をするのですが、最近は保険会社も競争が厳しいのでしょうね。私から見ると、とんでもない保険商品を販売しています。保険というのは、当たり前ですが保険会社が儲かるようにできています。損する商売はしません。
 
この点を弟は想像することができず、ついついまた保険に入りそうになったので、図に書いて説明しました。
 
その保険は、80歳から年金がもらえるというとんでもない保険です。男の平均寿命は81歳です。年金がもらえる年に生きているかどうかわかりません。そしてその保険は個人年金なので、死亡したらお金がでません。計算してみると、平均寿命より13年くらい長く生きて初めて支払った金額を取り戻すことができます。つまり93歳まで生きた人だけで損をしない保険なのです。お金を払うだけ払わせておいて、平均寿命で亡くなった人はもらえません。つまりほとんどを保険会社が支払わなくても済む設計です。これなら、毎月貯金した方がはるかにマシです。
 
名前を出せば誰もが知っている有名な保険会社です。勧誘する人は、メリットだけ並べててて、いかにも目の前にいる顧客の老後を考えているように話します。普段、コミュニケーションがうまくとれずに疎外感を味わっている人間は、親切にされた気になってしまうでしょう。でもどんなに親切にされてもそれはセールストークです。先日は、知り合いの先生の義理の弟さんが詐欺にあいそうになりました。弟さんは71歳で知的障害があります。先生の近所で一人暮らしをしているということですから、おそらく軽度でしょう。7000万円(不動産?)を騙し取られそうになり、変だと気づいたコンビニの店員さんの通報で発覚しました。
 
お金の教育、軽度の知的障害、境界知能の子には繰り返し教えるべきではないかと思います。
 

 
 

トビラコ店主

 

********************************
 
朝新聞EduAで
トビラコ店主の連載が始まりました

発達凸凹と向き合う 道具で「苦手」は消える

トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
 
障害のある子の困り感を解決する「合理的配慮」とは?スペシャリストに聞いた、うまくいく心構えと実践手引き
 

 
すきなのどっち? きもち・つたえる・ボード トライゲーム やってみたいのはどっち?を考案した佐藤義竹先生の『自信を育てる 発達障害の子のためのできる道具』(小学館)、好評発売中!

トビラコ 書籍 『自信を育てる 発達障害の子ためのできる道具』
 
小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
 

発達障害の子どもたちの「苦手」や「できない」が私を成長させてくれた。子どもを診断名でラベリングしないで!【筑波大学附属特別支援学校・佐藤義竹先生】

 

 
発達障害の子の「できる」を引き出す学習道具ベスト5 筑波大学附属特別支援学校の先生が教えます!
 

  
Xはこちらから

Facebookはこちら

LINE@はこちらから。イベントのお知らせなどもしております。

友だち追加