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2025.02.02

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

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モノをうまく片付けられない人(子)の、特長のひとつに「カテゴリーわけが苦手」「カテゴリーの意識がない」が挙げられるかもしれません。全くの私見です。いやいや、片付けは苦手だけどカテゴリー分けは上手とか、その逆はあるかもしれませんが。
 
言語聴覚士さんや特別支援学校の先生は、「弁別」(カテゴリーごとに分けるなど)能力を育てようとあれこれ工夫しています。たとえば、おもちゃの片付けで車は乗り物の箱、積み木は積み木の箱というように、あるいは積み木でも形ごとに分けるとかですね。言語聴覚士の寺田奈々さんのなぞなぞ出せるよシートは、「かぶるものな〜んだ」というなぞなぞで、「帽子」を「かぶるもの」というカテゴリーで意識できるようにしています。
 
筑波大附属大塚特別支援学校の佐藤義竹先生が考案したすきなのどっち?もじつは「弁別」の要素が入っています。「アイスクリームとチョコレート、どっちがすき?」は、お菓子>洋菓子>スイーツというカテゴリー(弁別、もしくは識別)です。もし「アイスクリームとチューリップ、どっちがすき?」では、カテゴリーを意識できません。というか、比べようがないですよね。片や食べ物、もう片方は植物ですから。
 
そういえば、以前、ある放デイの職員にこんな話を聞きました。
 
子どもたちとおやつづくりの買い物に出かけた時のことです。バターを買った後に牛乳を探しにバター売り場から遠く離れたところへ行った子がいたそうです。バターと牛乳は「乳製品」というカテゴリーにくくられるので、たいていはスーパーは売り場が隣接しているはず。でも、それがうまくイメージできなかったそうです。
 

偉そうに言っている私ですが、まさに「弁別」能力に課題ありと自分で思っています。パソコンのデスクトップを見ると一目瞭然。とりあえずデスクトップに表示したままの書類やらスクショやら画像やらで溢れています。フォルダに格納しなければいけないのですが、そのフォルダをどのようなカテゴライズしたらいいのかわかりません。
 
コンピュータでの作業を効率よく進めるためには、カテゴリーごとに階層をどんどん作っていかなくてはならず、片付けの上手な人はきっとフォルダーの階層わけが上手なんだと思います。

 
「弁別」や「識別」、つまりカテゴリー分けですが、小さいうちに片付けながら身につけられると良いですよね。単に「片付けなさい」ではなくて、おもちゃを種類ごとに分けてしまえる箱を作ったり、積み木も形別に分けて並べたり、しまったりできるようにする工夫などがあると片付けやすくなります。
 
以前、取材させていただいた幼稚園は、積み木を色別、形別、高さ別に棚に棚に並べて収納していました。見た目も美しくて、子どもたちが自然に片付けられるようにしていたのです。
 
片付けは、本当に気の重い作業で、いつもヒントを探すとメモしたり人に伝えるようにしたりしているのですが、続かない。この問題をもう少し掘り下げて考えたいです。またヒントが見つかったらご報告しますね。

 
 

トビラコ店主

 

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トビラコ店主連載中!

発達凸凹と向き合う 道具で「苦手」は消える

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障害のある子の困り感を解決する「合理的配慮」とは?スペシャリストに聞いた、うまくいく心構えと実践手引き
 

 
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小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
 

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