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2025.02.24

トビラコへようこそ

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お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

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特別支援学級に入る子がどんどん増えていることはご存知と思います。
ニュースでも右肩上がりの棒グラフとともに取り上げられることが多いですよね。
 
子どもの数は減っているのに、特別支援学級に入る子は増えているという現象。支援を受けられる場が増えて良かったと思う反面、気になるのは通常学級です。「あの子は支援が必要」「この子も支援が必要」として、どんどん特別支援学級に送り込むことで通常学級が排他的な空気になりやしないかということです。
 
通常学級ではやっていけない子が、特別支援学級に入ることがほとんどでしょう。中には子どもが自ら、特別支援学級を望むこともあるそうです。通常級に居場所がないと感じるのかもしれませんね。
 
通常学級は一斉授業で、個に応じた授業や配慮がないということの裏返しが特別支援の増加です。本当にそれでいいのかなという気持ちになって、時々モヤモヤします。
 
合理的配慮やインクルーシブ教育の本丸は通常学級を変えることだという人がいて、それは本当にその通りだと思います。通常級が変わらない限り、今後も特別支援学級に行く子は増え続けるでしょう。でも、通常級が変わるのはいつになるのでしょうか? 変わるのを待っている間に子どもは成長しますよ、ということも同時に思います。
 
通常級が変わるのが2年先なら、今、支援が必要な5年生の子は中学生になってしまいます。例えば読み書き障害の子がなんの支援も受けられないまま、中学生になってしまうということです。
 
通常級はいつか変わるでしょうが、それは今年でも来年でもありません。だとしたら、やはり、個別対応してもらうために合理的配慮が必要だと思うのです。通常級が本当のインクルーシブ(排除しない)に変わった時に、合理的配慮という考えがなくなっているかもしれません。それは望ましいことです。でもそこに辿り着くまでには、無数の合理的配慮の申し出が通常級に不足していたものをあぶり出し、蓄積された時ではないでしょうか。わが子のためだけではなく、後からくる子のためにもひいては通常級のためにも合理的配慮の申し出は必要です。

 
 

トビラコ店主

 

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トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
 
障害のある子の困り感を解決する「合理的配慮」とは?スペシャリストに聞いた、うまくいく心構えと実践手引き
 

 
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小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
 

発達障害の子どもたちの「苦手」や「できない」が私を成長させてくれた。子どもを診断名でラベリングしないで!【筑波大学附属特別支援学校・佐藤義竹先生】

 

 
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