お知らせ一覧

2025.04.30

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

——————————–

 
発達障害のある人の悩みのひとつに人間関係があげられます。
 
小さいうちは、「〇〇ちゃん、ずるい!」などと思ったことをそのまま口にしてトラブルに発展することはよくあります。でも成長するにつれ、自分が思ったことをなんでも口にするとトラブルになることを学んでいきます。人間関係を学習するわけです。

 
人間関係がうまくいかない弟(境界知能、発達障害)は、これがわかっていません。職場で面と向かって相手を批判してしまいます。しかもその相手が取引先で、職場にいづらくなってしまうこともありました。
 
息子さんに、発達障害があって(知的障害なし)職場でうまくいかないというお母さんの話を聞きました。やはり、上司のミスを面と向かって指摘して衝突するそうです。
 
言っていることは正しくても、心の中だけにとどめておいたほうがいいことってたくさんあります。
 
心の中で思うのは自由だけど、口に出していいことといけないことがあるよ、と何度か弟には言っています。でも、この線引きは実は難しいんですよね。相手によって、言っていいこと、いけないこと、できれば言わないほうが無難なことなど、微妙に違ってくるからです。
 
人間関係は学習しても正解はないように思います。上下関係が厳しい職場もあれば、上下関係なくざっくばらんな職場もあります。人間関係の機微をうまく教えてくれる先輩や上司のいる職場もあるでしょう。
 
弟もいくつか職場を変わる中で、信頼できる上司にも出会っています。でも上司やまわりの人間が異動などで変わると、それまでの職場の空気はガラッと変わってしまいます。これまでは通用していた暗黙のルールが通用しなくなったりもします。
 
人間関係は最低限のルール(あいさつ、ありがとう、ごめんなさいをいえる)が、守れたらそれでいいのではないでしょうか。
 
それよりも、人間関係で心折れそうになった時の逃げ場があるといいのかなと思います。自分の楽しみであったり、自分が心地よくいられる場所であったり。
 
職場の人間関係がすべてになってしまうと、とてもつらいですよね。これは、発達障害あるなし関係なくいえることかもしれませんが。
 
人との距離感はほんとうに難しいし、おそらくヒトという動物が抱える困難さのひとつではないでしょうか。
 

トビラコ店主

 

********************************
 

トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
 
  
障害のある子の困り感を解決する「合理的配慮」とは?スペシャリストに聞いた、うまくいく心構えと実践手引き
 

 
すきなのどっち? きもち・つたえる・ボード トライゲーム やってみたいのはどっち?を考案した佐藤義竹先生の『自信を育てる 発達障害の子のためのできる道具』(小学館)、好評発売中!

トビラコ 書籍 『自信を育てる 発達障害の子ためのできる道具』
 
小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
 

発達障害の子どもたちの「苦手」や「できない」が私を成長させてくれた。子どもを診断名でラベリングしないで!【筑波大学附属特別支援学校・佐藤義竹先生】

 

 
発達障害の子の「できる」を引き出す学習道具ベスト5 筑波大学附属特別支援学校の先生が教えます!
 

  
Xはこちらから

Facebookはこちら

LINE@はこちらから。イベントのお知らせなどもしております。

友だち追加