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『算数障害の人が見ている世界: 学習障害を持って生きてきた私が伝えたいこと』の著者、本田すのうさんが協力した『たのしい! 算数のおはなし』(山本良和監修 清水あゆこ執筆 本田すのう協力 高橋書店)が、発売されました。
算数障害は、数の概念や図形がイメージできないなど算数的な要素を理解するための脳のネットワークの不具合が原因とされています。
では、算数障害を改善する方法がないのかといえばそんなことはなくて、生活の中で体験することでイメージできるようになるそうです。体験は早いほどいいのだとか。
数字だけ見せられてもわからないことが、モノとセットだと理解できるようになる。これはよく分かりますよね。では、どのようにしたら良いのかが、本書に具体的に書かれています。
もうひとつ感心したのは、繰り下がりの引き算の解説です。もちろん物を使っての解説。
繰り下がりの引き算には、「減加法」と「減減法」があります。
例えば、15ー8=7
10の位と1の位に分けて考えるのは同じです。
本書では、15個のりんごを、10個の箱と5個の箱に入れて、8個とって残りを数える方法で解説しています。
減加法だと、10個の箱(10の位)から8個をとって(引いて)、5個(1の位)に加える方法
10ー8=2
2+5=7
減減法だと、5個の箱(1の位)から8個とるには3個足りないので、10個の箱から3個とる(引く)という方法。
10ー5=10
8ー5=3
10ー3=7
減加法だけで教える先生もいますが、減減法の方がイメージしやすい子もいます。どちらも考え方は間違っていません。絵にしてみるとそれがよく分かります。実際のりんご(でなくてもいいのですが)を使うと、もっとそれがよくわかるでしょう。本書は、両方の考え方を解説しているので信頼できる本だと感じました。
トビラコ店主
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トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
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小学館子育てサイトHugKumに佐藤義竹先生のインタビュー記事が掲載されました。
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