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大人になると、手書きの場面が圧倒的に少なくなって、漢字を忘れたりすることもあります。
でも、漢字を忘れてもスマホで打てばすぐに変換してくれるので安心です。
だから、ディスレクシアの子は苦労して書く練習をしなくても、社会に出て苦労しないと言われることがあります。
この考えに「ちょっと待った」と、現実の世界を見せてくれたのが、学校での合理的配慮の牽引役であり普及活動を務めている元文部科学省の田中裕一先生(現・神戸女子大学 文学部教育学科教授)です。
実生活では、手書きの場面は結構あると田中先生。たとえば、役所に提出する書類、署名、宅急便の伝票、定期券の購入(券売機で購入できない駅もあり)などなど。
手書き不要と考えるのではなく、手書きが必要な場面は意外とあるし、その時どうするかを子どもに教えておいた方がいいというのです。
そこで、「代筆」という合理的配慮です。役所などの公共機関はとっくに合理的配慮が義務づけられていますから、申し出れば代筆してくれます。民間事業者も合理的配慮が昨年から義務づけられているので、代筆を断ることはできないはずです。
ですが、ここにきて、そうかこういう考えもあるのかと教えられたのが、通級指導歴20年井上賞子先生の「書く練習」は本当に必要?です。
お手本を見て書けるのであれば、その力をつけたほうがいいというのが井上先生。
井上先生が通級の担任になったばかりの20年前も、「これからはパソコンの時代だから、入力できれば手書きはしなくていい」と言われていたそうです。
でも実際は違います。20年たっても相変わらず手書きが必要な場面があります。
井上賞子先生のパートナーである井上智さんはディスレクシア。ご夫妻共著の読めなくても 書けなくても 勉強したい ディスレクシアのオレなりの読み書き(井上智 井上賞子著 ぶどう社 2012)で、私は初めてディスレクシアという障害を知りました。
当時、家庭教育系の子育て雑誌を編集していた私は、この本を読んで衝撃を受けました。そして発達障害のムック本で本書を紹介したのでした。
最近になって、井上賞子先生のお名前を目にすることが多くなり、ああ、あのときのあの本の著者だったのだと気づきました。
ディスレクシアのパートナーと暮らす賞子先生だからこそ、手書きの場面の話がリアリティーをもって伝わってきます。
現実の世界を見据えた人の話は地に足がついていますね。
トビラコ店主
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トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
障害のある子の困り感を解決する「合理的配慮」とは?スペシャリストに聞いた、うまくいく心構えと実践手引き

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