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「合理的配慮に診断書は不要」。
昨日、放映されたハートネットTV 特集 学習障害のある子どもたち 第2夜 お悩みQ&Aに出演していたインクルーシブ教育の専門家野口晃菜さんが、こう言い切ってくれました。これまで「診断書が必要」と言われていた人たちは救われた思います。
学校の先生ですら「診断書が必要」と思い込んでいたりしますからね。番組で野口さんは、合理的配慮の目的は障害のある子(人)の「社会的な障壁」を取り除くことだと何度も話していました。
「障壁(妨げとなっているもの」は社会の側にあるという考え方が「社会的な障壁」です。
たとえば、読み書きが問題なくできてあたりまえを前提にしている社会ってどうなの? ということです。読み書きが困難な子や人にとって、この前提が「社会的な障壁」になるわけです。
この障壁は、いくらでも調整することができます。漢字を覚えられないなら「ルビ」という方法があるし、答案用紙に漢字ではなく、ひらがなで書いてもよしとすれば、漢字という「障壁」はなくなります。
読むことに困難があれば、読み上げ機能を使えば「障壁」はなくなります。
書くことに関しても同じで、タイピングや音声入力を使うことで「障壁」がなくなります。
こう考えていくと合理的配慮の意図するところがわかりやすくなるのではないでしょうか。診断書があるとかないとかではなく、その子が実際に困っているかどうかです。
番組に出演していた学習障害の高校生の小学校時代の話です。
15分程度で終わる宿題に2時間かかっていたそうです。診断書を持ち出すまでもなく、なんらかの「困難」や「障害」があるのはあきらかです。
私の知り合いの息子さんは、小学2年生で夜中の2時までかかって漢字の練習をしていたそうです。翌日のテストは80点くらいとれても、2、3日後には覚えた漢字はすっかり忘れていました。学習障害と診断されたのは中学生になってからです。当時は合理的配慮もなかった時代の話なので、息子さんはとても苦労されて、不登校になってしまいました。
診断書ではなく、あきらかなその子の困り感を見てほしい。番組からは、そのことが伝わってきました。
オンデマンドで見ることができるそうなので、ご興味のあるかたはぜひご覧ください。
トビラコ店主
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