トビラコへようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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ここから先は、トビラコ店主の店先おしゃべりです。
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「あなたは、間違っていない。」
この一言は、人を支える力を持っているのだと思います。
週に1回あった長い休み時間がなくなることに納得できず、校長先生に直談判した小学5年生の男の子がいたそうです。
担任からは、「そんなことをしても無駄だ」と言われました。
それでも自分で動いた。
学校側は、形だけではありますが、長い休み時間を復活させました。
その子が卒園した保育園の代表は、自主保育「りんごの木」の創設者、柴田愛子さんです。
愛子先生は、その男の子に
「あなたは、間違っていない」
と伝えたそうです。
仕事仲間が編集した本で知った話ですが、さすが愛子先生だと思いました。
一方で、この逆の話もあります。
編集者時代、一緒に仕事をした人が幼い頃のことです。
重い喘息があり、ある夜、咳が止まらなくなりました。
このまま死んでしまうのではないかと思うほど苦しかったそうです。
お母さんが病院へ連れて行くと、不思議なことに咳はぴたりと止まりました。
すると医師は、
「なぜ、この程度で連れてくるんだ。」
と、お母さんを叱ったそうです。
お母さんは、ひたすら謝るばかりでした。
彼女は、その出来事を今でもはっきり覚えているそうです。
もし、お母さんが、
「さっきまで、本当に苦しそうだったんです。」
と一言でも言っていたら。
彼女の記憶は、少し違うものになっていたかもしれません。
私自身、編集者時代に失敗をたくさんしました。
著者を怒らせてしまったこともあります。
そんなとき編集長が、
「平野さんは、間違っていないよ。」
と言ってくれました。
その一言があったから、萎縮せずに仕事を続けることができました。
大人でさえ、そうなのです。
子どもなら、なおさらでしょう。
「あなたは、間違っていない。」
この一言は、その人の心の支えになる言葉なのだと思います。
トビラコ店主
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