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障害者アートについて、私のまわりでさまざまな声を聞くようになってきました。
表立って口にはしない(している人もいますが)けど「なんかモヤモヤする」という人がわりといます。ただ、SDGsの時代に、それがいいづらい社会の空気というものがあります。
私もモヤモヤするひとりです。こんな話を聞きました。
ある有名アーティストの話です。彼女は「アート」しているときは、ストレスで爪を齧ったりしてささくれがいつもできているそうです。
その人は、自分がほんとうにやりたいのはカフェで働くことだと語ったそうです。たまたまその人にカフェで働く機会が巡ってきて、その時はとてもイキイキとしていたといいます。この話は、ごく少数の人しか知らないのですが、とても示唆に富んでいます。
障害者アートは社会貢献の活動であり、だれも文句がいえないどころか、賞賛に値するとして社会から受け入れられています。本人がそれをやりたくてやっているのなら素晴らしいことだと思います。ただ、「障害のある人のアート」だから価値があるという賞賛のされ方に、私はちょっと疑問符がついてしまうのです。
たとえば、草間彌生さんは10代の頃から幻聴や幻覚に悩まされてそこから逃れるために絵を描き始めました。いまでも精神疾患を患っているそうですが、彼女の作品を「障害者アート」として見る人はあまりいないでしょう。あの独特の草間さんしか生み出すことのできない「草間ワールド」にたくさんの人が魅せられています。障害があるかないかは関係ありません。
「障害者のアート」が素晴らしいのではなく、好きな作品がたまたま障害のある人が手がけたものだった、という流れになるのが本当のインクルーシブではないかと思うのですが。
トビラコ店主
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トビラコ店主が小学館子育てサイトHugKumに執筆しました。
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