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「文字酔い」ってご存知ですか。
昨日、学び方の違う親の会ルピナスさんの代表に教えていただきました。
代表の息子さんは読み書きに困難を抱えた学習障害。文字が読めないわけではないけれど、読み続けると気持ち悪くなるそうです。これが「文字酔い」。
文字酔いすると文字を読むのをいったんやめて、少し時間を空けて読み続ける。このような「学習法」で勉強していました。
試験問題も同じ。文字酔いしたら、問題用紙を伏せて机の上に突っ伏すということをしていたといいます。このため、試験では時間延長は必須となるので、あらかじめ先生に理由を話して「時間延長」の合理的配慮を申請していたとのこと。
ディスレクシアというと、文字の読み書きに困難を抱えていることだけが着目されがちです。でも、じつは8割くらいは文字は読めるけど「読み続けると疲れる」という子だそうです。
「読める」けど「読み続けると疲れる」は、なかなか理解されず、「練習すればなんとかなる」と考える人が大半。
なので、代表は「どれだけ読めないか、書けないかよりも、どれだけ疲れるか、生活に支障があるか」を伝え続けています。頑張って読もうとすると「文字酔い」して、部活も続けられなくなるのだそうです。
「文字酔い」は、もっと知られていい特性ですよね。読み続けると疲れることを専門的には「易疲労性(いろうせい」と呼ばれていますが、「文字酔い」(厳密には違うかも)のほうがわかりやすいし、伝わりやすい。
お酒をたくさん飲んでも大丈夫な人もいれば、少し飲むと酔ってしまって、体が受けつけない。そんな感じでしょうか。
トビラコ店主
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トビラコ店主が小学館子育てサイトHugKumに執筆しました。
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