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作文が書けなくて困っている子のお母さんの話を聞くと、「おもしろかった」「楽しかった」だけしか書かないと嘆きます。
でも、ひとこと日記帳を考案した発達クリニックの院長河野政樹先生によると、まず感情が先に立つのは自然なことで、次に感情に付随するあれこれを考えるのが脳の仕組みらしいです。
これは、すごくわかります。「わ、おいしい!」「おもしろい」「楽しい」「悔しい」「悲しい」などの感情が、まず脳を支配するんじゃないでしょうか。
だから、「おもしろかった」「楽しかった」だけしか書かないというのは、ごく自然なことなんですよね。ただ、作文となるとそれだけではすみません。
作文が書きづらいのは、河野先生によると日本語の語順にあるといいます。
英語等、多くの言語は、最初に感情がきて、それはなぜ、それはいつと続きます。
I’m glad 〜 I’m happy~ というように、感情が先に来るわけです。
ところが、感情が一番最後に来ることが多いのが日本語。時系列に書き連ねて、「楽しかった」「おもしろかった」で終わるパターンが多いですよね。
だとしたら、まず感情を先にはっきりさせて、それはいつ? 誰と? どこで? というように書き足していくと整理できるのではないでしょうか。実際、ひとこと日記帳は、感情→いつ→誰と→どこでという感じで、記入していきます。
もうひとつ。河野先生によると、ADHDの子は書くことがありすぎて収拾がつかなくなることがあるそうです。そんな時は、たくさんの付箋に書きたいことをメモ書きして並べ、取捨選択をしながら書く材料を絞り込むといいそうです。
作文というと、内容にばかり目が行きがちですが、「書く技術」を身につけることも必要ですよね。
トビラコ店主
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トビラコ店主が取材した記事が小学館子育てサイトHugKumに掲載
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