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2022.05.18

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

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障害のあるなしで分断させないと謳って障害者雇用している企業自身が、社内で非障害者と障害者で分断してしまっている場合があります。
 
軽度知的障害(境界というのでしょうか)の弟は、障害者枠で大手企業で働いたことがあります。福祉の制度もしっかりしていたように思います。が、給料は他の人よりも安く、あくまで障害者枠の賃金です。しかし、結局続かなかったのは、賃金ではなく、「うっすらとした蔑(さげす)み」があったからだと、私は確信しています。
 
障害に理解のある企業として「障害者枠」を作っているくらいです。あからさまな差別はありません。でも、何かの時に感じる「蔑み」。障害のない人たちが持っている「私たちとは違うカテゴリーの人」という上から目線。どうせこの人と話が合わないという距離の置かれ方。こうしたことが積み重なると自己肯定感が下がってしまうのです。障害があっても、もちろん「心」はあります。その心がしょんぼりしてしまう職場は、立派な制度とは無関係です。
 
結局、弟は派遣で現場仕事をしています。常に人が足りない職場なので、時間通りに来てくれるだけでありがたいと思ってもらえる職場です。障害への「理解」というものはおそらくないでしょう。弟の履歴書に書かれた「養護学校(特別支援学校)」についても、面接で採用してくれた人たちはあまり詳しくは知らないような気がします。
 
どこの学校を出ていようが、時間通りに来て働いてくれればそれでよし。他の現場の人が足りなくなったら、その現場にも行ってくれればなおよし(弟はそれをしています)。
 
現場の監督もいろいろな人がいると弟は言っていました。時間より早く終わっても残業代をつけてくれる人もいるそうです。同じメンバーと密に付き合うことがないのも、弟には気がラクなのでしょう。もちろん給料は他の人と同じ。仕事は週3日(週7日は弟には無理)、臨時で4日働くこともあります。贅沢しなければ食べていけます。
 
今の現場は警備の服を着て、あるビルの受付と案内。夜勤とはいえ、それほどの重労働でもなく、人と話すこともあまりなく、性に合っている職場です。
 
障害があるからといって、必ずしも障害者枠で働かなくてもいいと思います。仕事や職場がその人にあっているかどうかだけではないでしょうか。
 
 
 
 

トビラコ店主

 

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