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通常級で苦痛を感じることなくやっていける子を「粒ぞろいの子どもたち」といったのは、作業療法士の木村順さん。
1箱に35個入りの同じ大きさのイチゴであるとか、桃であるとか、そんなイメージです。粒がそろっているから、35個入りの箱にきっちり収まります。
やや口の悪い(ほめことば)木村順さんによると、粒ぞろいの子どもたちは、教師の機嫌の良し悪しを見分けることができます。教師の機嫌の悪い時には、教師を怒らせるようなことをしない能力を備えているというのです。
ところが、他の子と粒の形や大きさが同じではない子は箱に入りきれずに飛び出してしまう。教師の機嫌の良し悪しを読むことができないために、怒られたりもする。
木村さんのこの話を思い出したのは、ある本を読んだからです。
障害にまったく関係のない本ですが、粒がそろわなかったために幸福になった人たちの話です。
『Dark Horse 「好きなことだけで生きる人」が成功する時代 』(トッド・ローズ、オギ・オーガス著 伊藤洋一、大浦千鶴子翻訳 三笠書房)。
ビジネスに成功する話ではありません。むしろ、幸福とは何かについて書かれている本だと思います。
かいつまむと、「標準化」することに自分を合わせようとしても幸福を得ることはできず、幸福とはその人の「充足感」にしかないという話。標準化に適応できずに充足感を得られるものを求めて生きた結果、成功に辿り着いた人たちの話。成功は目的でもゴールでもありません。
標準化コースを順調に歩み、社会的地位を得て、富裕層でありながら、充足感を得られずに幸福を感じられない人も本書には出てきます。
「標準化」とは、まさに35個入りの箱です。箱に収まる(適応)ために、自分自身をまわりと同じ「粒」にしているともいえます。
「社会に出たら通用しない」「職場で通用しない」。この言葉は、人を「標準化」の箱に押し込めようとしているのではないでしょうか。
その子が「充足感」を得ているか「好きなこと」をできているか。小さくてもいいから幸福感を得ているか。そこが大事で、結果はあとからついてくると思います。
トビラコ店主
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