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2022.06.11

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

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きょうだい児の母の話を聞きました。
 
二人の娘さんのうち、長女が発達障害です。とても手のかかる長女で時に取っ組み合いもしたという母と娘。でも、今は結婚し、子どももいて幸せな家庭を築いています。そして、長女は誰よりも母を信頼しています。「同志のような関係」になったと彼女は、大変だった子育て時代を振り返リマした。
 
一方の、3つ違いの次女は、まるで正反対の思いを母に抱いているそうです。
 
「お母さんのことは信じていない」
 
こう言い放ったそうです。彼女は、大変なショックを受け、もし子育てをやり直せるならやり直したい。次女にも手をかける子育てをしたいと言いました。障害のある子に手がかかるのは当然です。どうしても手のかからない方の子は、手がかからなくて助かる、となってしまいがちです。
 
彼女の話を聞きながら、同時進行している料理を思い浮かべてしまいました。
 
コンロに二つ並んだお鍋。片方の鍋は始終見ていないと吹きこぼれたり焦げたりしてしまいます。もう片方は火にかけっぱなしでよくて、手がかかりません。でも、手のかかる鍋の方をかまいながらも、もう片方の鍋に心を寄せていると、なんだかうまくいくような気がするのです。
 
お母さんはお姉ちゃんばかりではなく、自分にも気にかけてくれているんだと思えるだけで安心できます。お姉ちゃんに手がかかるのはわかっている。わかっているけど、自分の方を向いてくれない母と心を通わせることができない。その気持ちもわかります。
 
知り合いに、やはりきょうだい児の母がいます。彼女は、手のかからない方の子と意識的に時間を作っています。二人で外で食事をすることもあるそうです。こうすることで、きょうだい児は、心の半分は自分に寄せてもらっていることがわかり、安心するのでしょう。とてもうまくいっています。
 
手のかかる子がいると、それだけで精一杯になってしまうのはよくわかります。でも、手がかからない方の子にも「あなたのことも大事」という気持ちを示せるといいですよね。ただ、私もきょうだい児ですが、大人になった時に「お母さんも、あの時は必死だったんだなあ」ということがわかる日はきます。
 

 

トビラコ店主

 

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