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2022.07.22

トビラコへようこそ
 
~店先で、ちょこっとおしゃべり~

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「障害にある子は、職場でかわいがられるように育てよう」
 
という主旨のことを言った人がいて、批判を浴びたそうです。
 
曰く、なぜ障害のある子だけが「かわいがられるように」しなければいけないのか、差別だ、ということらしい。
 
下手(したで)に出て、人の顔色を伺うように育てろという意味にとられたんでしょうか。
 
でも、障害があろうがなかろうが、人からかわいがられることは大事ではないでしょうか。それがめぐりめぐってその子(人)のためになります。処世術のひとつでもありますよね。
 
自分自身を振りかえってもそうです。私は、ある時期、大手出版社で雑誌立ち上げのために呼ばれて、編集部に席をおいて働いたことがあります。それまでフリーで働いていたのですが、結局、その編集部に10年余りいました。最初のうちは右も左もわからなかったけど、たくさんのことを勉強させていただき今日があります。
 
この編集部に入るときに、行きつけの居酒屋で顔馴染みの工務店の社長に「(新しい職場で)かわいがられなさい」と言われました。私は、この人は信頼に足る人と思っていたので、その通りにしました。
 
最初は「よそもの」扱いしていた職場の人たちとも次第に打ち解けていき、いい情報ももらえるようになっていきました。編集仕事で「いい情報」は宝です。同じく「よそもの」として入ってきた編集長は、私以上にまわりから「かわいがられること」をしました。だから味方になってくれる有力者も現れて、私たちが立ち上げた雑誌は生き延びることできたのだと思います。
 
「かわいがられる」「愛される」ということを軽く見ている人は、仕事の本質が理解していないのかなと思います。障害あるかないかは関係ないです。
 
ある親の会の大先輩の話です。「あいさつ」「ありがとう」「ごめんなさい」、まずはこの3つを言えるようにすることが大事だとか。そこにプラス、相手が喜ぶようなことができるといいですよね。別の人から聞いた話ですが、職場の先輩の靴を揃える人がいて、可愛られたそうです。
 
こういう話をすると、障害者だからそこまでしなくてはいけないのかという人がいます。でもこれは身内こそが障害への差別や偏見です。とても生々しい話をすると、私が見た出世する人たちは、関係先への手土産ひとつにも心砕いて相手から喜ばれることをしていました。大きくは国家元首もそうですよね、それが外交です。相手との関係が良好であれば、自分(自国)の言い分も聞いてもらいやすくなります。
 
障害があるからではなく、人間関係を円滑にするために、そして自分自身が居心地の良い場を作るためのノウハウを教えてあげましょうという話なんだけどなあ。だけど「なぜ、障害者だけが」となってしまう。ブラックな企業や差別される職場でも我慢しろという話でもなければ、パワハラやセクハラに甘んじろという話でもちろんありません。それはまた別の話。
 
 

トビラコ店主

 

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