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2022.07.26

トビラコへようこそ
 
~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

 

子どもはときに難しい質問をしてきます。
 
「空はなぜ青いの?」
 
と聞かれて、え〜と教えてもらったことがあったような気がするけど、忘れちゃったなというのが、私の答えです。
 
難しい質問にどう答えるか。言語聴覚士の寺田奈々さんは著書『0〜4歳 ことばをひきだす親子あそび』(小学館)で、次のように答えています。
 
常に正しい答えを返さなくては、と気負う必要は必ずしもありません。大切なのは、お子さんが「不思議だな」「気になるな」と感じたその気持ちに対して、「ほんとだね!」「素敵な疑問だね!」という肯定メッセージを伝えていくことです。(0〜4歳 ことばをひきだす親子あそび』123ページより引用)
 

そうか、その疑問に気づいたことがすごいわけですよね。大人になると「空が青いなんてあたりまえ」になってしまって、不思議と思う気持ちすらなくなります。
 
でも、この子は、その不思議に気づいた。そこを褒めたり。そこがすごい、ということをまず伝える。こうことなんですね。
 
そういえば、子どもの頃、内容は忘れたのですが、「なぜ?」と叔母に聞いたら、「よく気がついたね」と言われて、まんざらでもない気持ちになったことがあります。
 
疑問をもつのはいいこと。それを人に聞くのもいいこと。このポジティブさを忘れて、つい、正解を探そうとしてしまうのが大人。正解を知らなくてもいいんです。子どもと一緒に不思議がって、必要なら一緒に調べてもいいわけですものね。
 
夏休みは、そんな機会が訪れそうです。

 

 
 

トビラコ店主

 

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