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2022.08.02

トビラコへようこそ
　
～店先で、ちょこっとおしゃべり～

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発達障害の感覚過敏は知られるようになりました。でも感覚鈍麻（どんま）は、あまり知られていないかもしれません。

注意すべきは、むしろ感覚鈍麻の方ではないかと思います。感覚過敏は本人の訴えがあります。でも感覚鈍麻は本人も気づかない。骨折していたって気づかないことがある。痛みを感じないからです。

で、この時期に怖いのは「熱中症」です。体調の変化に気づかないといきなり倒れたりしてしまいます。

お子さんが発達障害で感覚鈍麻というお母さんの話です。

これまで不登校で学校に苦労したけど、ようやく自分に合う学校に通うことができてテニスの部活も楽しくて仕方ないという感じで参加しているそうです。

たいていの学校がそうであるように、その子のテニス部もこの暑さの中でも部活があります。お母さんは「感覚鈍麻なので、本人が辛いと感じた時には手遅れになるかもしれない」と、心配でたまりません。でも、ようやく息子がみつけた自分の居場所。そこでこれまでの鬱屈した時期を取り戻すかのように張り切っている姿を見ると、「行くな」とは言えず、クーラーボックスに氷とゼリー飲料とおにぎりと氷のうとスポドリと、お茶をいれて持たせ、送り出したそうです。感覚鈍麻のお子さんだと、これくらい注意ないと怖いですよね。

お母さんから「無事帰宅しました」と聞いた時は、私も心底ほっとしました。

それはともかく、できれば、炎天下の部活はやめてほしいです。今の日本の気候は亜熱帯。昔の日本とは違うんですから。学校も自覚してほしいと思った次第。