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トビラコへようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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いいトコ探しは、特に発達障害のある子にとって必要なことだと思います。他の子と同じことができずに「できない」という劣等感を抱きがちだからです。
小児リハのかめきちさんは、いいトコ探しの達人です。肢体不自由の子どもが、少しでもアクション(といっても、手を伸ばしてiPadに触ろうとするなど)を起こすと「積極性がある〜」、目をこちらに向けると「コミュニケーション力がある〜」と、次々とその子をほめまくります。
さて、この逆に「困っているコト探し」を、私たちはよくします。
この子は何に困っているのか。とても必要なことだと思います。でもそこばかりに注目してしまうと、ある程度の年齢になった子は、「困っているコトは、悪いコトなんだ」というメッセージを受け止めてしまうかもしれません。
「先生、困っているのは悪いことなの?」
『特別な支援が必要な子たちの「自分研究」のススメ: 子どもの「当事者研究」の実践 』(熊谷晋一郎監修 森村美和子著 金子書房)
の中で、素朴な疑問を投げかける子どもに、著者の森村さんはハッとします。私も読んでいてハッとしました。子どもはそういう見方もするんだなと、感心もしました。
本書は、自分の「困った」を取り上げて、みんなで研究するという画期的な授業の話。その授業の中で「困っているコトは悪いコトなのか」という疑問を抱く子が出てきたのです。
その子の「困った」は、おしゃべりが止まらないことです。空気が読めずに場の雰囲気を壊してしまうようなおしゃべりが「困ったコト」として挙げられました。
でも、この子のおしゃべりが場の空気を明るくしてくれることもあります。その場の盛り上げ役としても欠かせないと、みんなに言われました。そこで、この子は自分のおしゃべりが、OKな場合とNGの場合があることに気づくのです。
おしゃべりが止まらないというと、どうしてもNGのケースばかり考えてしまいます。でも、時と場合によってはむしろポジティブなこととして捉えることもできるわけです。困っていることは、悪いことではないのです。
「困っている」も含めて、自分。あまりに否定されると、自分の一部を否定されたような気持ちになるのかもしれない、と森村さんは本書で語っていました。
いい先生というのは、こうして子どもから学べるんですね。
トビラコ店主
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