お知らせ一覧

自動下書き

2022.09.24

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。


 

捨てようと思いながらも、結局捨てることのできない本があります。
 
せんせいが うまれたとき かいじゅう いた?』(村田道子著 小学館)です。
 
著者の村田さんが保育士さん時代に書き留めた、園児たちの言葉集です。
 
本のタイトルになっている「せんせいが うまれたとき かいじゅう いた?」は、昔の話をする村田さんに、子どもがまじめな顔をして聞いてきた言葉です。
 
こんな言葉もあります。
 
みんなとおなじになりたいのか。(5歳の女の子)
 
ケキョケキョとまだうまく鳴けないウグイスの声を聞きながら発した言葉です。
 
「ウグイスだよ。まだホーホケッキョと上手に鳴けないから練習しているんだね」
と言う村田さんに、女の子は次のように言います。
 
「れんしゅうなんかしなくていいのに」
 
女の子は、こだわりが強く、みんなと同じことができません。自分の思いと違うとすねてしまう子です。
 
女の子は続けます。
 
「でもみんなとおなじになりたいのか」
 
ボソッと独り言のように発した言葉に村田さんはハッとします。女の子の中にウグイスみたいな気持ちがあることに驚きます。
 
「みんなとおなじになりたい」、ホーホケキョと鳴いて仲間として認められたい、仲間を求める人としての欲求の声とも聞こえるのです。
 でも、ケキョケキョと鳴いたって仲間だ、という安心感も子どもに持たせたいです。同じでなくっても仲間になれるのだと。
(『せんせいが うまれたとき かいじゅう いた?』より引用)
 
本が発行されたのは2002年。「インクルーシブ」とか「多様性」という言葉も今ほど使われてはおらず、「発達障害」も、世間に知られていない時代の話です。
 

 

 

トビラコ店主

 

********************************
小学館子育てサイト HugKum(はぐくむ)不定期連載、公開されました。
筑波大学附属大塚特別支援学校 佐藤義竹先生推薦のグッズです。

【発達障害の子育て】お手伝いで「子どもの自己肯定感」を上げる方法を特別支援学校の先生に教わった!

【発達障害の子育て】特別支援学校の先生が推薦!子どもが「自分でできるようになる」道具の力を借りよう

気仙沼在住の自閉症の子のお母さんに取材しました
自閉症児と東日本大震災「心のケアは早めに」 自閉症児のお母さんから聞いた、被災して知った大切なこと

読み書き困難を解消する眼鏡を作るドイツマイスター眼鏡院を取材しました。
正しく見えたら、「できる」が増えた 眼鏡が子どもを変える

自閉症の息子と母の暮らしを描いた映画『梅切らぬバカ』が大ヒットしたわけ

Blu-ray、DVD発売。レンタルも! ご自宅でご鑑賞いただけます。

大ヒット映画「梅切らぬバカ」の監督にインタビューしました!
自閉症の息子と母の暮らしを描く映画『梅切らぬバカ』で伝えたかったこと【和島香太郎監督に聞く】

Twitterはこちらから

Facebookはこちら

LINE@はこちらから。イベントのお知らせなどもしております。

友だち追加

*******************************