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「インクルーシブ保育」という言葉が生まれる前から、障害のある子もない子も同じように遊ばせていた保育園や幼稚園はいくつもあります。
「りんごの木」(神奈川県)もそのひとつ。1982年設立、当時は珍しかった自主幼稚園です。設立した柴田愛子さん(通称=愛子先生)は、障害のある子もない子も同じように引き受けて遊ばせていました。
愛子先生の園であるときお茶を飲みながら、こんな話を聞きました。
「園に絵葉書がくるとね、字が読める〇〇ちゃんのところへ絵葉書を持ってみんなで読んでもらっているの」
編集者時代、私は「比べない子育て」という特集を組みました。そして真っ先に愛子先生を訪ねたのでした。
「子どもたちは、〇〇ちゃんは字が読める、〇〇ちゃんは足が速い、〇〇ちゃんは絵が上手い。そんなふうに見ていて、自分と比べたりはしないのよね」
障害のある子に対しても、子どもたちは「〇〇ちゃんはお話ができない、歩くのが遅い」それだけです。ときに助けたりもします。でも、それは「りんごの木」では特別なことではないのです。
愛子先生は続けます。
「でもね、小学校に上がるととたんに子どもたちは、自分と他の子を比べるようになるの」
「小学校はテストがあるでしょ。点数をつけられると、子どもたちは他の子と自分を比べるようになってしまうのよ。なんだか悲しい気持ちになるわね」
「テストでいい点を取って、その時は優越感を持てるかもしれない。でもそれは一瞬のこと。自分より良い点を取る人の存在にいつも脅かされてしまうでしょ。比べるってそういうことなのよ」
比べないで生きていくことは、とても難しいことです。私も、比べてしまいます。他の人と比べて焦ったりもします。でもそこには自分を不幸にしてしまう種も潜んでいる気がするのです。比べてばかりいると「ほんとうに、私がやりたかったことはこれなの?」と思う時がくるでしょう。比べているうちは、幸せにはなれないなとも思うのです。
愛子先生を思い出したのは、友だちから頭を蹴られても黙っている5歳の息子。いじめられるタイプなのか心配【愛子先生の子育てお悩み相談室】を読んだからです。子どもを見る目の深さに、改めてすごい人だと思いました。
トビラコ店主
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