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2022.09.30

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。


 

昨日は、言語聴覚士の寺田奈々さんのVoicyに呼んでいただきお喋りをしました。
 
つくづく、自分の話の下手さ加減にうんざりして、奈々先生には申し訳ないことをしてしまいました。
 
聞いていただいた方は、ほとんどいらっしゃらないと思いうのですが、久々にこの仕事を始めた頃のことを思い出した次第。
 
ネットショップの準備中は、まだ編集の仕事も同時にしていました。単行本『発達障害の子のためのすごい道具』(安部博志著 小学館)もそのひとつ。著者の安部博志先生(筑波大附属大塚特別支援学校教諭当時)が、長年にわたり発達障害の子を見てきて、選んだ道具を紹介した本です。
 
紹介する道具は、手頃な価格で、どこにでも売っていることを基準に選びました。
 
そのほとんどが、発達障害の子のために作られているわけではありません。
 
例えば、薬を飲みこむのが苦手な子のために紹介した「らくらく服薬ゼリー」(龍角散)は、高齢者や幼児のために開発されました。でも味覚過敏で薬の苦味や匂いがダメ、舌をうまく使って飲むこむことができないという障害のある子たちも愛用していることを保護者から聞いて掲載しました。
 
また、耳かきに恐怖を感じる感覚過敏の子には、耳の穴に軽く触れるだけで耳垢が取れる赤ちゃん用の粘着綿棒(ピジョン)を紹介しました。
 
話しかけると可愛い声で真似するぬいぐるみの「ミミクリーペット」(タカラトミーアーツ)は、感情的になった子がクールダウンする時に、安部先生が使っていました。自分の声を可愛い声で反復されると、怒りの感情が徐々に収まってくるとのこと。
 
紹介し始めると、キリがないのでこの辺りにします。
 
この本を発刊した2017年当時、福祉に関係していない一般企業のほとんどの人達は「発達障害」を知らず、自分達が作っている商品が障害のある子に役立っていることも知りませんでした。
 
想定外の使われ方をしていることを本を通じて知った企業の人達からはとても喜ばれました。商品を筑波大附属大塚特別支援学校に寄付してくれる企業まであらわれて、こちら驚きました。
 
目先の利益ということではなく、目に見えない社会の「益」を生み出しているのも、また企業だと思いました。そしてそのことに企業内の人たちが喜び合えるという光景が伝わってきて、こちらもうれしくなりました。とても思い出深い本なので、ついつい奈々先生のVoicyで本題とずれてまで話してしまい、今またここに書いてしまいました。トビラコ誕生のヒントになった本でもあるので、つい熱くなってしまうんですよね〜。

 

 
 

トビラコ店主

 

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