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~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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「話す」は「離す」「放す」。神経科の医師に聞いたことがあります。20年以上も前のことです。
当時は、言葉のおもしろさとしてだけ受け止めていました。でも、これ、じつはカウンセリングにもつながると気づきました。
トーキングゲームは、もともとはカウンセリングの場で使われるように作られています。カウンセラーとそうでない人の使い方は違います。
どちらが正解というわけではないのですが、カウンセラーはトーキングゲームの質問カードを使って、「話す」=「離す」「放す」ができる雰囲気を作ります。マイナスの感情が出てきてもそれを受け止めます。というか、マイナスの感情を出せるよう(はなす)ようにするわけです。
「話す」=「離す」「放す」がわかっている、放課後等デイ(放デイ)の職員は、質問カードに子どもがどのように答えようとニコニコしながら聴きます。
たとえば、こんな答え。
「地球が滅んでほしい」「人類が滅亡してほしい」
ある放デイの子の答えです。職員とは1対1でした。職員は、ニコニコしながら聴いていました。思春期の入り口に立っているであろう発達障害のある男子です。うまくいかないことがあって「地球が滅んでほしい」「人類が滅亡してほしい」と思うことも多かったのかもしれません。
彼は、トーキングゲームを通して、その思いを「話した」「離した」「放した」のです。受け止めてくれる相手だと信じたから「はなす」ができたんですよね。
大人が喜ぶような答えばかりの子は、むしろ「はなす」ができていないと、カウンセラーなら思うかもしれませんね。
子どもが過激な言葉で答えても、ニコニコしながら受け止めてほしいと思います。答えを否定したりしてしまうと「話す」「離す」「放す」ができなくなってしまいます。
『知的障害のある人への心理支援 思春期・青年期におけるメンタルヘルス』(下山真衣編著 金子書房)を読んで、改めてトーキングゲームとは、「話す」ことで、「離す」「放す」ためのツールなんだということを再確認しました。
あ、でも、これはあくまで専門家の使い方です。数人で、互いの「意外な一面」を見るゲームとして楽しんでいただくので、全然OKです。こちらの使われ方がほとんどですから。
カウンセラーの「すごい使い方」を読んでしまったので、ついついお伝えしたくなった次第です。
トビラコ店主
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