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大人になって親を恨んでいる発達障害の人、結構いそうな気がします。
理由は千差万別。明らかな虐待であれば別ですが、親が良かれて思ってしたことでも、実は大人になった時に恨まれていることもあります。
いや、恨むといっても刃物持ち出してとか、そういう話ではないんです。あの時、自分の意見を聞いてもらえなかった。自分自身で選択できなかった。というレベルの恨みです。特にグレーゾーンにいる子に起こりやすいのではないでしょうか。
グレーゾーンの子とどうつきあうかは、とても難しい問題です。親が先回りしてなんでもやってしまっていることに、グレーの子は大人になった時に気づくことがあります。大人になってある程度世間というものがわかった時に「自分の意見を聞いてもらえなかった」あの時のことが頭をよぎるわけです。記憶が消えないタイプだとずっと引きずります。
具体的な例を挙げてみます。わが弟はまさにグレーです。母が、先回りするタイプでした。今50代ですが、20代の時に、父と母と弟の部屋に置くタンスを買いに出かけたのですが、そこで弟の意見は通らず、両親が「大きほい方が、たくさん入るし。値段が高い方が長持ちして結局トク」と言いくるめまれてしまいました。
しかし、ものが増えた今となっては、大きなタンスが圧迫感があって邪魔です。弟は「本当は、もっと安くて小さいタンスがよかったのに、聞き入れてもらえなかった」恨みごとを母(父は故人)にぶつけています。おそらく、タンスだけの問題ではないと思います。でーんと部屋を占拠しているタンスが、親の先まわりの象徴となっているわけです。
親が良かれと思っていることと、子どもが「こうしたい」と思っていることは必ずしも一致しません。「こうしたい」には、その子なりの理由があって言語化できない場合もあります。親の意に沿わなくても、まず聞くことではないでしょうか。
最近は弟の部屋の片付けを手伝うこともあります。収納の棚を買うのも、全て弟任せ。内心、これでいいのかなと思うようなものでも、「ああ、なるほど、こう考えていたのか」と案外具合がよかったりもしますからね。失敗したとしても、それはそれでいい経験になります。
トビラコ店主
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