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親子で振り返りのノートをつけているというお母さんの話を聞いたことがあります。
お子さんは、多動の傾向のある発達障害です。当時小学4年生の男子でした。
友達を叩かなかった。
忘れ物をしなかった。
横断歩道を渡れた。
というように、チェックしていたそうです。親子で振り返って、親子で話し合ったりしていたそうです。
なぜ、そういうことをしたのか。よくできたときには、ほめたりもしていたようです。
下町のざっくばらんなお母さんでした。それほど、発達障害を勉強したりしているわけではなさそうでしたが、「振り返りノート」は先生に言われてつけていたのでしょうか。
じつは、これはとても大事な作業だったのだということを『特別支援が必要な子たちの「自分研究」のススメー子どもの「当事者研究」の実践』(熊谷晋一郎監修 森村美和子著 金子書房)を読んで気づきました。
先日出たばかりの本です。著者の、森村美和子さんには、勤務する学校でお目にかかったことがあります。一部で特別支援教育にこの人ありと知られた人。常に子どもの側に立って物事を考える方でもあります。
その森村さんの本です。得るところがないはずがありません。読んで、いきなり打ちのめされました。
自分研究というのは、自分のマイナスと考えている特性にニックネームをつけるところから始まります。たとえば、しゃべりが止まらない子には、ペラペラノドンとつけて、ペラペラノドンが出現するのはどんなときか、その特徴は何か、どうすれば抑えることができるかを自分やクラスの子と考えます。
振り返りの上級編ですね。そしてなにより「ペラペラノドン」というニックネームがいいじゃないですか。自身をモニタリングしやすくなります。つまり自分を客観的に見ることができるようになるわけです。
こうして、自分研究をしていくうちに子どもたちは変わっていくそうです。特性がなくなるわけではなく、特性とのつきあい方がわかるようになるのです。
この研究、全国に広まるといいですよね。いまのところ、特別支援教育の一環ですが、これ、おそらく特別支援関係なく、通常級や大人も研究するといいですよ。
トビラコ店主
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