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神経科に通っていた頃に、医師のすすめで日記をつけていました。20年以上前のことです。
当時は、日記なんて何になるんだろうと思っていました。でもじつはこれも治療の一環と気づいたのは、随分と後になってから。
書いている内容は、たわいもないことです。
天気が良かったので外出できたとか、怖い夢の内容だとか、髪を切ったことだとか。
医師はそれを見て特に何かいうわけではありません。でも、日記を見ると、自分の気分はかなり天気に左右されやすいことがわかりました。怖い夢の内容は、潜在的に抱いているものの表れでした。
すぐに何かが変わるわけではありません。でも「ふりかえる」ことで、自分の特徴のようなものが見えてきます。
これって、「自分研究」かもしれない。『特別支援が必要な子たちの「自分研究」のススメー子どもの「当事者研究」の実践』(熊谷晋一郎監修 森村美和子著 金子書房)を読んでいるので、そう思うのかもしれませんが。
日記によるふりかえりは、パニックを起こす子にも効果があるそうです。保護者がつけるわけですが、パニックが起こる状況を記録することで、パニックの原因が浮かび上がってくることもあるそうです。細かく記録して、支援員に見せてもいいかもしれません。
ドロッププロジェクトの青木高光さんが、毎回セミナーでしている話があります。
給食になると床に転がってパニックを起こす子がいたそうです。イヤイヤをしながらのパニックです。でも、同じ給食の時間でもパニックを起こさない日もありました。この違いはなんだろうと先生たちも不思議に思っていたそうです。パニックを起こす日、起こさない日を記録していた先生は、あることに気づきました。パニックを起こすのは給食にパンが出る日にでした。ご飯の日はパニックを起こしません。この生徒は、「パンは嫌だよ〜」を伝えたくてパニックを起こしたいたのでした。
この話は、振り返りというよりも、パニックを起こす子は何かを伝えたい、それもコミュニケーションという文脈での話ですが、記録をつけて振り返ったからこそ、その子が伝えたいこともわかったのですよね。
トビラコ店主
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