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2022.08.14

トビラコへようこそ
 
~店先で、ちょこっとおしゃべり~

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津久井やまゆり園の事件から6年がすぎ、もうあまり深く語られることがなくなりました。一応、事件の起きた7月25日に報道はされますが、肝心なことが伝えられていないようなモヤモヤがありました。
 
このモヤモヤってなんだろうと思ったら、知人のブロガーであるくらげさんが、ブログに書いてくれていました。「ほら、これだよ」と、まるでモヤモヤの正体を差し出してくれたように。
 
それが、津久井やまゆり園に向かって「静けさ」の中に感じた「時間の間隙」についての話
です。
 
事件があまりに衝撃的だったために、あの施設そのものについては語られることは少なかったように思います。
 
でも、私の知り合いの古くからの支援者は、あんな山奥に大きな施設があることに驚いたと、まず立地について話していました。
 
その立地とこの事件を結びつけたくらげさんの洞察力の鋭さには驚かされます。
 
たしかに、私自身も、報道で建物を目にしたときに覚えた違和感は「あんなところに施設があった」だったと思います。
 
くらげさんのブログの一部を引用します。
 
献花台は犠牲者を追悼するモニュメントのすぐそばにあった。モニュメントは皿のようになった台の中に「ともに生きる社会かながわ憲章」が刻まれていて、その上を水が静かに流れている。名前も公表されぬ命を忘れぬように弔うという矛盾を背負っている
(引用終わり)
 
「多様性」「共生社会」という言葉がもはや形骸化した証としてのモニュメントになってしまった感があります。
 

信頼のおける心ある支援者たちは「ダイバーシティ(多様性)」だ、「インクルーシブ(共生社会)」だとお題目のように掲げていることに対しては、最初から苦々しく思っています。ただ、それを口にしないのは、そこから少しでも何かが動けばいいと思っているからでしょう。
 
「多様性のある子どもがキラキラ」なんていわれると、なんかムズムズするというか、モヤモヤするというか。。。言葉が上滑りしていないか、と思わず問い返したくなるのです。
 
結論のない話なんですが、他の人は本当のところはどう思っているのかなあと思います。

 
 
 

トビラコ店主

 

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