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2022.08.16

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不器用ということが、なぜこれほどまでに子どもを落ち込ませるのか。
 
発達障害のある子の感覚・運動への支援』(金子書房)に執筆している笹森理恵さん(神戸市発達障害ピアカウンセラー)の小学校時代のエピソードを読むと、そう感じてしまいます。
 
笹森さんは「発達性協調運動障害」のため、極端な不器用さがあります。幼稚園時代は、折り紙が折れなかったり、ハサミが使えなかったり。小学校に上がるとハーモニカを吹いているうちにどんどんズレていき楽譜通りの音が出せなかったり。極めつけはリコーダーです。
 
班ごとにこなすリコーダーの課題。笹森さんと同じ班にると生徒たちは露骨に嫌な顔をしたそうです。班ごとに競わせるのは学校の悪しき慣習ですよね。放課後、笹森さんにリコーダーの「指導」をしたのは、教師ではなく同じ班のリーダーだったといいます。「発達性協調運動障害」なので「指導」されてもできるようにはなりません。いくら練習しても「できない」を積み重ねるだけです。リコーダー以外にも「できない」が重なり、同級生からは見下されるようになってしまいました。
 
単に不器用なだけなのに、どうしてこんなにも屈辱的なめにあわなければいけないのでしょうか。
 
笹森さんの世代だと「発達性協調運動障害」はおろか、「発達障害」を知っている教師は少なかったはず。ま、今でも「発達障害」は知っていても、「発達性協調運動障害」までは知らない教師はいるかもしれませんね。知らなければ知らないでも仕方ないけど、不器用な子を落ち込ませるようなまねだけはしてほしくないですよね。
 
そもそも、社会に出たら、折り紙、塗り絵、ハーモニカー、リコーダーなんてできなくてもなんら困りません。笹森さんは本の中で、経験を重ねるとできるようになることもあると述べています。
 
確かに。ボタンを上手く留められないかった子が、何回も練習するうちに留められるようになったりします。でも、これだって、ボタンが苦手ならボタンのない服を着ればいいだけのこと。ボタンのない服なんていくらでもありますからね。
 
リコーダーだけに関していうと、ふえピタは試していただいても良いかも。このようなグッズもうまくとり入れるといいのではないでしょうかね。
 
練習しても「できない」のには、何らかの理由があるわけです。「できる」「できない」で優劣をつけてしまうのは学校の宿命みたいなもの。家庭を学校のようにしてはダメですよね。
 
「家庭の学校化はダメよ」は、以前お世話になった教育者のかたがおっしゃっていたことです。家庭が学校のようになってしまったら、子どもは息を抜けないですものね。

 
 
 

トビラコ店主

 

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