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「普通」の基準がものすごく上がっている気がします。
いわゆる境界知能と呼ばれる人たちが生きづらさを感じているのを見るにつけ、この人たちは昔ならこんなに苦労せずにすんだのにと思うのです。
境界知能とは、知的障害ではないけれども健常(この言葉は使いたくないのですが、他にないので)でもない。知能指数がおおよそIQ71〜85未満。
たとえば、以前、NHKで放映していた境界知能の女性。パン屋さんで働いていました。しかし、パンの種類が多くて名前が覚えられずに間違えてばかりいたため、結局職場に居づらくなってやめたそうです。
パンの種類は、昔ならそれほど多くありませんでした。食パン、コッペパン、アンパン、ジャムパン、クリームパンくらいでしょう。でも、今は、私だって覚えられないくらいにたくさんの種類のパンが売られています。そしてパンの名前も英語、フランス語とさまざま。加えて新作のパンが次々に出てきます。
パン屋さんで働くのに求められる基準が上がってしまったのです。昔なら十分に勤まってっていただろう人たちが、ついていけなくなりました。
この女性は、「何をやってもうまくいかない」という気持ちを抱き続けているそうです。「できない」「ついていけない」「職場に居づらくなる」を繰り返しうちに、自己肯定感が低くなってしまいます。
パン屋さんの女性は、50代くらいでしょうか。「境界知能」などという言葉もない時代の人です。
境界知能のYouTuber「なんばさん」は30代。IQ84だそうです。境境界知能の人の生きづらさが少しでも軽減されるようにと発信しています。電子書籍も2冊出しています。
彼のYouTubeを見たり、著書を読んだりするにつけ、境界知能というのは環境次第で生きづらくも生きやすくもなることがわかります。
著書は以下。
境界知能と生きる: IQ84の私が見つけた疲れない生き方 (なんばさんブックス) Kindle版
境界知能の仕事大全-仕事ができないと悩むあなたに贈る-なんばさんブックス-なんばさん
そして、最初のYouTubeがこちら。
【境界知能】生まれてから現在までの生い立ち【社会人〜現在まで編】
参考になります。
つくづく、今の世の中、コミュニケーションを求めすぎと感じますね。これもまた求められる「普通」の基準が上がっているのではないでしょうか。
トビラコ店主
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