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自閉症の子を育てるなかで、困ることのひとつにパニックがあります。
「困っているのは本人です」というのは、もちろんその通りです。でも、親だって困ります。
頭を叩かれたり、髪を引っ張られたり。一時的なことですむなら我慢のしようもあります。でも、これがいつまで続くんだろうという不安が重奏低音のように常に心の底に鳴り響いているのではないでしょうか。
自閉症&知的障害の妹も父の頭をよく叩いていた時期があり、父はヘルメットをかぶって晩酌をしていたことがあります。今から思うと、笑える光景ですが、当時は笑えませんでした。でも気がつくと、いつの間にかヘルメットは不要になりました。
余談ですが、書きながら気づいたことがあります。もしかしたら、ヘルメットが叩くのを誘発していたのかも。叩いてくれと言わんばかりですよね(笑
最近、愛読している竹山美奈子さんのすずがなる〜自閉症っ子のドタバタ成長記〜は、まさにこの問題を取り上げていました。自閉症っ子のすずちゃんのパニックについて、発達相談の先生のアドバイスがいいんですよ。
かいつまむと。
・不安だからパニックを起こしている。不安の原因をあまり深く考えない。
・パニックをやめさせようオーラを、自閉症の子は敏感に感じとる。だからやめさせようと必死になるのではなく、安心させるようにする。
・安心できたら、力が緩む。
で、竹山さんは、「安心したい」というすずちゃんの心に寄り添えてなかったと反省して、パニックがヒートアップする前に、「手がいいな」「そーっとね」と伝えるようにしました。不安解消のお手伝いをしたのでしょう。すると、すずちゃんは手を離して歌い出したそうです。
パニックというのは、いつ、どこで起きるかわからないので本当に困ります。私の母は、やめさせようと必死でしがた、これだとうまくいきません。10のパニックを5や3くらいするためには安心できるようにしてあげることなんですね。
ずずちゃんの発達相談の先生がまたいい。
「言葉はなくても心はある」と言います。心ある先生は、みなこうおっしゃいます。どんなに重度知的障害であっても「心がある」と。その心を、こちらがキャッチできるかどうかですよね。
トビラコ店主
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