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2022.09.16

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。


 

知的障害のある子の親が知っていた方がいい制度のひとつに「成年後見人制度」があります。
 
成年後見人とは。。。
 
判断能力が不十分の成人(18歳以上)名義の財産を、第三者が、本人に代わって管理する法律です。第三者とは、この場合弁護士、司法書士、行政書士などの専門家。専門家が成年後見人になる場合は「法定成年後見人」が正式名称。家族が本人の財産を着服することを防ぐのが目的です。
 
ただし、この制度にはさまざまな問題があります。
 
結論を先にいいます。
 
1)必要がなければ、成年後見人をつける義務はない。
2)できるだけ先延ばしにしたほうがいい。
3)子ども名義の財産は多くないほうがいい。

 
1)義務というわけではないので、成年後見人制度を利用していない人が大半です。
 
2)とはいえ、成年後見人をつけなくてはならないことがあります。相続が発生したときなどです。相続の手続きを、身内が本人に代わってすることはできません。利益相反となるからです。つまり家族による着服を防ぐわけです。
 
相続など利益相反になる事案が発生していないのに、つける必要はなく。どうしも必要になってくる時まで先延ばしにしておいたほうがいいのです。その理由が3)。
 
3)法定後見人は、本人が死ぬまでがつきます。その後、毎月、後見人に報酬を支払続けなくてはなりません。子ども名義の貯金は、子どものために使うのであっても後見人の許可が必要。後見人によっては、「贅沢だ」などとお金の使途にまで口出しすることもあるようです。
 
このように、使い勝手の悪い「成年後見人制度」ですが、見直される動きが出始めました。全国手をつなぐ育成会連合会が、この実態をアンケート調査(私も回答)した結果と今後についてに報道されましたので、こちらも参考にしてください。

 
「使い始めたら死ぬまでやめられない」成年後見制度は変われるか  利用者家族「だまされた」20年たってようやく民法改正の動き
 
この法律は、専門職(弁護士、司法書士、行政書士など)が報酬を得るためのものではないかとまで言われています。それはともかく、成年後見人制度は慎重に利用したほうが良いと思います。

 

 

トビラコ店主

 

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