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発達障害がある子どもは「通常学級でよい刺激を得られる」のか?級友への期待の前に考えてほしい「特別な場」の重要性――精神科医・本田秀夫先生を読むと、通常級を「いい刺激の場」と考える人が少なからずいることがわかります。
普段は、温厚な本田秀夫先生ですが、ここでは毅然と「それは違うのではないか」とおっしゃっています。
たくさんの発達障害の子をみてきた本田先生だからこその発言。説得力があります。
「特別支援学級ではなく、通常級へ入れたい」という親心には、複雑なものがあるような気がします。本田先生はそこにはあえて触れていなかったのですが、やはり親自身に特別支援学級への不満、偏見(差別とはあえていいませんが)もあるような気がします。
加えて、インクルーシブ教育への誤解。インクルーシブ教育は、障害のある子もない子も同じ教室で学ぶという「形式」ではないと思うのです。
障害のある子が、障害のない子と同じように学べる機会が与えられることではないでしょうか。障害のある子がなんの配慮もされず、同じ教室で学ぶとしたら、圧倒的に不利です。スタートラインがそもそも違うのですから。
教室にその子の居場所があるか。その子が学べる機会を得られるかがポイントであって「いい刺激」というのは、あまりに運まかせのような気がします。
ここでも本田先生がおっしゃているように、子どもが学べる環境、子どもの居場所は大人が頑張って作るべきと思います。
このところ、自閉症を扱った韓国ドラマや映画に、ハマっています。昨日観た「無垢なる証人」は、自閉症の女の子がある事件を目撃したことから、裁判の証人になる話です。映画の中で女の子は通常級でいじめにあいます。特別支援学校に入って、初めて友達を招いて誕生パーティーをするのですが、そこで女の子が言います。「(特別支援学校は)変な人ばかり。でも、もう健常者のふりをしなくてよくなった」というセリフが胸を打ちます。
まわりに合わせなくてはならないというだけで、子どもはものすごいストレスを感じるはずです。通常級を望む親は、そこも知っておいていいことだと思います。
トビラコ店主
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