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きょうだい児ときょうだいの組み合わせは無数にあります。
きょうだいの障害の種類や重さによって問題は変わってくると思います。
私の場合、弟は軽度の知的障害(境界知能)です。軽度だと、たいていのことはわかります。ある程度の年齢になると、自分が置かれている状況をはっきりと理解できるようになるため不満が湧き上がってきます。姉と比べて劣等感を抱くこともあります。
実家の片付けをしていたら、母が何十年も前に書き散らしたノートが出てきました。パラパラとめくっていたら「〇〇(弟の名)の姉への嫉妬」という文字が目に飛び込んできて、ドキッとしました。
そういえば、よく母が「あなた(私のこと)は、〇〇(弟の名)の劣等感をわかっていない」と言っていたっけ。当時、本当にわかりませんでした。仲が悪いわけでもなく、むしろ一緒に映画を観に行くなどして仲は良かったと思います。
でも、弟は折々に姉と自分を比べることがあったのでしょう。私は気づかなくても、親は気づいていていました。
きょうだい間の嫉妬や劣等感は、障害があってもなくても生じることです。境界線にいる知的障害の子であれば、嫉妬や劣等感という負の感情は、一般のきょうだい以上かもしれません。
きょうだい児といった時に、障害のない側へのフォローが語られることが多い気がします。もちろんそれも大切です。でも障害のある側に立って考えると別の面が見えてくるのではないでしょうか。まず、「障害児」とひとくくりにして語ることをやめることから始めないと、ですよね。
念の為、付け加えますと、弟とは仲が良く、弟は私を頼りにしてくれているし、絶対的な信頼を寄せてくれていると思います。どこかの時点で、私と比べることをやめ(やめざるを得なくなり)、姉と同じことができないことを理解し、あきらめるようになったのかもしれません。それを考えると切ない気持ちにもなります。
トビラコ店主
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