トビラコへようこそ
~店先で、ちょこっとおしゃべり~
お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
作文や日記が苦手な発達障害の子のために小児科医が考案したひとこと日記帳について、時々ご質問をいただきます。
これ、きっと文章を書くすべての子(人)に役立ちそうなので、お伝えしておきます。
ひとこと日記帳は、まず最初に「どう感じた」のかをはっきりさせたうえで、いつ、どこで、だれと、なにがあったという質問項目に答えを記入して最後につなげます。そしてつなげた文をまとめます。
時々いただく質問は、「つなげた文」と「まとめた文」はどう違うのかというものです。
あ、これは気づかなかったなと思いました。つなげる=まとめる、ととることもできますものね。
そこで、河野先生にお聞きしたところ、「つなげた文」を読んでみて、補足したりいらないと思われる単語を削ったりすることが「まとめた文」だそうです。
例)
1.うれしかった
2.昨日の夜ご飯を食べたとき
3.家
4.家族
5.誕生日をお祝いしてもらった
6.つなげる:うれしかった、昨日の夜ご飯を食べたとき、家、家族、誕生日をお祝いしてもらった。
7.まとめる:昨日の夜ご飯のときに、家で家族のみんなに誕生日をお祝いをしてもらって、ケーキも食べることが
できてうれしかったです。
1〜6までは文を書き始めるときのメモ、そして7は6を元に文章にしたものです。7にバースデーソングを歌った、ポケモンのプレセントをもらったなど付け足していくとより情景が見えて、文が膨らみます。
文章をいきなり書こうとすると難しく、メモとして書き出してからだと整理して書くことができます。このメモとして書き出すのが1〜6にあたるわけです。
「書く内容を整理するためのメモ書き」は、プロでも当たり前のようにしてやっていることだと思います。だけど、学校ではこうした技術を教えてもらえないことが多いように思います。
トビラコ店主
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