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2024.04.05

トビラコへようこそ

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。


 

子どもたちが相談室に入る前に、自分のいいところを見つけてほしい。
 
元特別支援学校の安部博志先生が、そんな気持ちで考案したのが、見る目をかえる 自分をはげます かえるカード(かえるカード) です。
 
カードの表面に書かれているのは、発達障害の子どもたちが言われがちなネガディブな言葉。カードを裏返すとポジティブな見方をした言葉が書かれています。例えば、「空気がよめないね」のカードを裏返すと「自分の考えをもっているね」というように。見方を変えると、ポジティブにとることもできるということです。
 
このかえるカードを相談を待つ間に、手にとれるようにしておくと子どもたちは自分がよく言われる言葉が書かれたカードの裏面を見るそうです。そして「じつは、それが、キミのいいところでもあるんだ」とかえるカードは教えてくれます。
 
相談室に来る子どもたちの気持ちはネガティブになっています。でも、かえるカードを見て、見方をかえることができると知った子の相談はうまくいくことが多いそうです。落ち込んでいた気持ちが少し軽くなった状態で相談を受けるからなのかもしれません。
 
安部先生によると発達障害の子は、そうでない子に比べて叱られる回数が5倍以上だそうです。叱られてばかりで自己肯定感が下がってしまわないようにと作られたのが「かえるカード」です。できれば、思春期に入る前に「見方を変えると自分のいいところが見える」思考回路を作ってほしいと安部先生は話します。思春期は人間関係も複雑になり、うまくいかなくなることが多いからです。でも見方を変える発想があれば乗り切れます。
 
かえるカード特別支援学校や学級だけではなく、通常級で活用してもクラス運営がうまくいくそうです。相手の良い面を見ることができるようになったからなのだとか。
 
自分のいいところを見つけられると、人のいいところも見つけやすくなるということでしょうか。いいところを見つけられる思考回路があるかないか、ここが大事ということですね。
 

 

トビラコ店主

 

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