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夏休みの悩みのタネのひとつが日記や作文ではないでしょうか。
作文指南の参考書やワークブックは数々あれど、発達クリニックの小児科医が開発して日記が書けるようになるワークブックは少ないと思います。
「ひとこと日記帳」は、発達クリニックの河野政樹先生が、脳の働き方から考えています。
日記や作文を書こうとした時に、人はまず感情(楽しかった。うれしかった。くやしかったなど)が先に思い浮かび、そこから書く内容を想起されるそうです。
ところが、日本語の語順は感情が最後の方にきます。これが日記や作文を書きづらくしているのだとか。
たとえば、昨日の花火楽しかったな〜。よし、花火のことを日記に書こうとしても「昨日、花火をしました。楽しかったです」だけでは日記になりません。「楽しかった」に到達するために、あれこれ書くわけです。どうしてもダラダラとしてしまいます。
河野先生の「ひとこと日記帳」は、最初に感情をはっきりさせます。そうして、6つの質問に答えを記入すると自ずと日記になるという仕組み。これを練習していくうちに文章を組み立てる思考回路ができるそうです。
日本語の語順や脳の働き方に着目した日記の書き方は、小児科医だからこそ。これは、私も気づかなかったな〜。
トビラコ店主
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