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2022.06.06

~店先で、ちょこっとおしゃべり~

お試しいただける商品をまとめました、こちらです。
 

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言葉がなかなか出ないからと、言葉だけを教えてもダメ。
 
言語聴覚士さんたちとおつきあいするようになって知ったことです。
 
「これは、ボール。はい、ボールって言ってごらん」
 
これ、ダメな例です。

 
ボールをころころ転がしながら「あ、ボールがコロコロ転がっているね」
 
これ、いい例です。言語聴覚士の石上志保さんに教えていただきました。
 
言葉は、それだけが単独であるのではなくて状況があって言葉があります。「ボール、コロコロ」と思わず口真似したくなるような状況。思わず話したくなるような状況。これが大事なんだそうです。
 
何か作業をしながらだと、話しやすくなることがあります。
 
たとえば、今の季節なら、空豆の皮をむきながら「お豆さんが、ふかふかのベッドにいるね」みたいに。
 
作業療法士さんの話などを聞くと、手を動かす療育を黙々とさせるのではなく、お話しながらやるのがいいそうです。
 
お話しながらのほうが、おもしろいし、言葉が出やすいのはわかる気がします。
 
ちょっと、話がずれるかもですが、日本で最初にできた放課後デイ「ゆうやけ子どもクラブ」は、よく保護者が集まって行事の準備をしています。村岡真治代表によると、行事の準備という形をかりて、保護者同士のおしゃべりの場を意図的に作っているそうです。
 
行事に使うお花やリボンを作りながらなので、気軽におしゃべりすることができます。会議室のようなところで、議題を設けて顔を突き合わせてだとなかなか話せない本音もでたりするかもしれません。
 
言葉が発せられるのは、おそらく「場の力」というものがすごく大きく影響していますよね。
 
話しやすい雰囲気、話しづらい雰囲気。これ、すべて「場の力」。
 
話したくなるような「場」を作るのも言語聴覚士さんの仕事なのかなと思います。考えてみれば、家庭は「場の力」そもののです。

 
 

トビラコ店主

 

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