人の話を黙って聴くこと、
ルールはそれだけです。
きいて・はなして はなして・きいて トーキングゲーム
きいて・はなして はなして・きいて「トーキングゲーム」は人の話を最後まで聴けない。自分だけしゃべり続ける。自分の気持ちをうまく表現できない。そんな子どもたち(大人も)におすすめします。また、そのような特性がなくても、話を聴く楽しさや自分の話を最後まで聞いてもらえる心地よさを味わいたい人たちにもおすすめです。
このゲームに勝ち負けはありません。
カードを引いて、そこに書かれた質問に答えるだけ。ルールはひとつ、人の話を黙って聴くこと。これを順番に繰り返していきます。
こんな風に。。。
こんな声もいただいています。。。
ひきこもりの高校生の心を開いた質問カード
「自分の話を真剣に聴いてもらえる安心感があると、子どもは心を開くようになります」と話す安部先生。
ひきこもりがちだった高校生とこのカードで何回も「遊ぶ」うちに、ある質問カードの答えを聞いて彼の胸のうちを知ることになりました。その質問カードには次のように書かれていました。
生活も荒れ、八方ふさがりだった彼は次のように答えました。
「ポカポカと暖かい陽射しが降り注ぐ春がいいですね。朝気持ちよく目覚めたら布団をあげる生産的な活動をして・・・(後略)」
朝起きて布団を上げることすらハードルの高い活動であることを知った先生は、生活の中で彼が「小さな達成感」を味わえるようにしたといいます。
この答えは「閉ざされていた彼の心が開いた」瞬間でした。
心を開いたコミュニケーションは心地よい
IQが非常に高い彼は学校の勉強はできても、コミュニケーションの楽しさを知らないまま高校生になり不登校に。そしてひきこもるようになりました。
トーキングゲームでは、安部先生は自分の小学校時代の失敗も話しました。
「小学校2年生の時に教室でおもらしをした」ことや
「色が黒いからクロベエと呼ばれて嫌だった」ことも。
すると、彼は
「え、そんなこと人に話していいんですか」と驚き、次第に打ち解けていくようになったといいます。
心を開いて聴いたり、話したりするコミュニケーションは心地よいものです。その心地よさに彼は気づいたのでした。
この時のトーキングゲームを安部先生が家庭用にアレンジしました。家族で楽しむのはもちろん、友達同士で遊んでも楽しいですよ。お互いの意外な面を知ることができます。
単純な質問もあれば、答えるのに時間のかかる質問もあります
親子でも、知っているようで案外知らなかったことに気づくかもしれません。
答えたくない質問はパスしてもいいんです
答える人のジャマをしない、上手に聴くための3つのルール
1)答えている人に質問しない
2)笑ったり、からかったりしない
3)早く!と言わない
それから、このゲームは見てるだけでもいいのです。それもその子なりの参加の仕方です。ともかく無理強いは禁物。
トーキングゲームは、心理ゲームです。専門用語を使うなら「傾聴と自己開示」のゲームです。
話を聴く(傾聴)、心を開いて話す(自己開示)を繰り返しているうちに、ゲームの場が心地よいコミュニケーションの場になります。
心を開いたコミュニケーションの心地よさに気づけるのが、このゲームの最大の効果です。
安部先生より一言
子どもが話しているときは、途中で質問をしないようにしましょう。また、なかなか話さない子に、答えを誘導するような質問の仕方も避けてほしいですね。子どもに答えてほしければ、まず大人(親や教師、支援員)が自分から心開いて話す、自分がモデルになって話すことがポイントです。心開かない相手に、子どもが心を開いて話したりはしません。
撮影/五十嵐 公
就労移行支援事業所でも使われています。
弊社事業所内で、昨年度より「きいて・はなして はなして・きいて トーキングゲーム」を特別講義として使用させていただいています。利用者様の貴ゲームへの関心が高く、自然と傾聴することが身につけられていると同時に、”就職後の休憩時間に雑談する自信がついた”など、とても前向きになれる方が多く、利用者様からも「またやりたい」とのお声も多数上がりました。
話すこと、聴くことができるようになると、自然と笑顔がでる、
この「トーキングゲーム」を今後ともぜひ活用してゆきたく思っております。
(「就労移行支援事業所ヴィストキャリア富山駅前」様より)
ウチの子も、使っています!<トーキングゲーム >
これは単なるコミュニケーション上手になるためのツールではなく、生身の人と人との心のふれあいに気づかせてくれるものだと思いました。
(京都府在住 自閉症スペクトラム7歳男児の母)
息子は自分の気持ちを話すことは、療育や保育所での成果で、ちゃんと相手に表現します。
ただ、人の話を聞くとなるとなかなか難しいだろうなと思っていました。
実際、大人同士の会話に割って入って、取り合ってもらえないと癇癪を起こしたり。ゆっくり丁寧に伝えたつもりの伝言も、意味をちゃんと理解できていなかったり。
でも、このゲームのカードを一枚めくって読み上げ、答えを話し出すと、ものすごい集中力を持って食い入るように聞いてくれているのが分かりました。
ちゃんとルールを守って最後まで黙って聞くこともできていました。ゲームなのでルールを守ることは彼の中で必須だったようです。
そして何より、こうして子供と向き合って真剣に考えながら話をしたのは初めてだったことです。お互い新鮮な気持ちで向き合うので、相乗効果で子供の気持ちも満たされ落ち着くのが分かりました。
子どもたちが知らない母親(私)や父親の話を、ワクワクしながら聞いてくれました。
(グレーゾーン7歳女子、4歳女子、2歳男子の母)
私、夫、7歳の長女、4歳の二女、時々2歳の長男の家族5人で取り組みましたが、「人の話が終わるまで待つ」というルールを、意外に子どもたちが守れたことに驚きました(2歳には難しかったようです)。
また、質問にもいろいろなバリエーションがあったので、子どもたちが知らない母親(私)や父親の話を、ワクワクしながら聞いてくれましたし、改めて尋ねられることで、おのおのハタと胸の内を掘り下げて、まるで自分の棚おろしをしているようでした。スキップカードがあるのもありがたいです。
相手への理解だけでなく、自分の気持ちも広げてくれるゲームでした。
【学校・幼稚園・保育所等のお客様へ】
この商品は、内田洋行の教育用品通販サイト「UCHIDAS(ウチダス)」でもお求めいただけます。
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<商品仕様>
●サイズ カード:縦50mm×横80mm
●セット内容 質問カード64枚 ブランクカード:10枚 パスカード:12枚 説明書:1枚
●対象年齢 6歳から大人まで遊べます
●人数 2人から6人程度で遊べます
●ゲーム所要時間 30分程度(カードの枚数によって調整できます)
●日本製
「トーキングゲーム」は、送り箱に6個まで入ります。同一の宛先であれば、6個までは1個の配送料でお送りすることができます。
ヤマト運輸のネコポスにてお届けします。ポストに投函・配達となります。お届け時間の指定はできません。「出荷通知メール」のご連絡から2〜5日でお手元に届きます。伝票番号での追跡サービスが可能です。
【領収書発行について】
領収書の発行を希望される方は、ご注文情報入力画面の備考欄に「領収書希望」とご記入のうえ、宛名、但し書きについてもご記入ください。領収書の日付は、クレジットカードの場合は注文日、銀行振込の場合は入金日となります。
送料は6個まで全国一律385円