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~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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「よかれ」が余計なお世話になることも
合理的配慮で大切なのは、本人の意思です。
このことが、意外と忘れられているかもしれません。
読み書きが困難だから、パソコンを使わせてほしいと親が申し出ても、子どもが嫌がっていたら、いったん立ち止まったほうがいいでしょう。
え、なぜ? パソコンのほうが絶対にラクなのに。
でも、それは親の思いであって、子どもには別の思いがあるかもしれません。
クラスで自分だけ目立つのはイヤ。もう少し頑張れば、みんなと同じように書けるかもしれない。誰かに「ずるい」と言われるかもしれない。
「目立つのがイヤ」と「もう少し頑張れば書けるかもしれない」。
この二つは、わりとよく聞く話です。
合理的配慮を考えるうえで、大切にしたい言葉があります。
「私のことを、勝手に決めるな」
もう少し丁寧に言うと、
「私たちのことを、私たち抜きに決めないで(Nothing About Us Without Us)」
障害者の権利を求める運動で大切にされてきた言葉で、国連で採択された障害者権利条約にも、この考え方が反映されています。
だから、いくら書くのがラクになるとしても、本人が望まないパソコンの使用を一方的に決めてしまうのは、合理的配慮の考え方にそぐわないのです。
このことを教えてくれたのが、読み書き困難の当事者で、私に合理的配慮について身をもって教えてくれた河高素子さん。現在28歳です。
素子さんは読み書きに困難があり、先生の話をメモするのにも苦労していました。
でも、「もう少し頑張れば書けるようになるかもしれない」と思っていたそうです。
ところが、頑張っても思うようには書けるようにならず、やがてパソコンを使うようになりました。
後に、パソコンは「私の文房具」と言うようになりました。
そこには、「自分で選んで、自分で決めた」という自負があるのではないでしょうか。
素子さんのお母さんは、放課後等デイサービス「ソラアル」の創設者。tobiracoもずいぶんとお世話になっています。
その河高素子さんが、教育新聞に連載しています。
ご自身の経験を踏まえてのお話です。ぜひ、ご一読を。
良かれと思っても、必ずしも本人は望んでいない。
合理的配慮を持ち出すまでもなく、こういうことって結構あるのではないでしょうか。
私などは、本人が望まない「よかれ」を、しょっちゅう弟にやっていて、後から反省するタイプです。
「よかれ」が、余計なお世話になることもある。
肝に銘じておこうと、このブログを書きながら思った次第。
トビラコ店主
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