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特別支援学級、特別支援学校、普通級の子どもたちを一緒に教えている塾が、1980年代にありました。
今、どのような活動をしているのか知りませんが、当時の学習記録がとても興味深かったので紹介します。
講師たちは「障害のある子とない子を、分けないで教育する」が信条でした。ただ、さすがに理解のスピードに差がある子どもたちを同じ進度で教えるのは難しく、必要に応じて個別にその子が「わかるまで」教えていました。
そして、その後、合同授業として「分けない授業」をしていたのですが、それがおもしろいのです。
たとえば、算数。数字を実感できる授業です。ハエを百万匹並べると、川崎駅から品川駅までの長さになる。講師の〇〇さん百万人を並べると青森から奄美大島までの長さになるとか。このような身近なものから数字と単位を実感できる授業をみんなでワイワイと行ったりします。
さらに、数字を社会問題まで発展させ、日本の食糧受給率が世界に比べてとても低く、30 %台(塾が活動していた1980年代当時、現在も30%台)。70%を輸入に頼っているわけですが、もし輸入が途絶えたらどうしたらいいのかをみんなで話し合ったりします。
「工場を畑にする」「でもそうすると文明が衰退する」
「魚を釣る」「汚染された海の魚を食べるのは心配」
「人口を減らす」「老人ばかりになると働く人がいなくなる」
と、このような意見が出て、議論が活発に交わされます。特別支援の子かそうでないか関係なく話せるのです。
単に数字の暗記だけでは暗記力のいい子が、あるいは難問を解くトレーニングをした子がテストで高い点数を取ってしまいます。でも数字はものを知るための手段と考えれば、暗記や難問のトレーニングはそれほど重要ではなく、その先の「みんなで考える」ができるようになるわけです。点数はつかなくても、考えたり話し合ったり(コミュニケーションともいえる)する力がつきます。
点数だけで学力をはかることがあたり前になっていますが、本当は「学ぶおもしろさ」は、障害があるなし関係ないんですよね。
余談ですが、記録を読むと特別支援学級(当時は特殊学級)は、特別支援学校(当時は養護学校)に振り分けられた子たちは、本当は勉強をしたがっていたことがよくわかります。ただ、その子たちは教科書もろくに与えられず(当時)、その子にあった学習の仕方を教えてもらっていなかったのです。今に通底する話ですよね。
トビラコ店主
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トビラコ店主が小学館子育てサイトHugKumに執筆しました。
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