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~店先で、ちょこっとおしゃべり~
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ここから先は、トビラコ店主の店先おしゃべりです。
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発達障害のある子のための道具を紹介していると、気をつけなければいけないと思うことがあります。
道具ですべてが解決するわけではない、ということです。
そのことを改めて気づかせてくれたのが、ある支援員さんでした。
その方は、自分のことを「文具オタク」と言っていました。
発達障害のある息子さんのために、いろいろな文具を買って試してきたそうです。
でも、こんなことも話してくれました。
「保護者みんなが、いろいろ試せるわけじゃないんですよね」
たしかにそうです。
次々と道具を買って試すことが、経済的にも時間的にも難しい家庭もあります。
だから保護者にすすめるなら、
「困っていたら、一緒に合う道具を子どもと探してみませんか」
くらいのスタンスがいいのではないか、と。
さすが、保護者をよく見ている支援員さんだなと思いました。
道具によって、「できない」が「できる」に変わることはあります。
持ちやすい鉛筆。
読みやすい定規。
集中しやすくなる工夫。
そういう道具に助けられる子はたくさんいます。
でも、たくさん試してもうまくいかなかったとき、
「やっぱり、ぼくはできない」
と、その子をさらに追い込んでしまうこともあるかもしれません。
そもそも、その困難は、本当に道具だけの問題なのか。
別の理由があるのではないか。
そう考えることも必要なのだと思います。
以前、私は、道具に関する本を編集したことがあります。
著者だった筑波大学附属大塚特別支援学校の先生たちも、
「道具ですべてが解決するわけではない」
ということを、何度も話していました。
道具で解決する困難もある。
でも、道具だけでは解決しない困難もある。
考えてみれば当たり前のことなのですが、その当たり前を、支援員さんが改めて気づかせてくれました。
トビラコ店主
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