発達障害の子のためのアロマ 

tobiracoの療育アロマ質問箱

tobiracoの療育アロマによく寄せられるご質問を療育アロマの開発者でもある久保浩子先生にお聞きしました。
 

久保浩子先生(tobiracoのセミナーにて)。

 
*回答は、あくまでtobiracoの療育アロマの場合です。アロマ全般の話ではありません。

 
 
Q. 何歳から使えますか?

 
A. 1歳から、お使いいただけます。

 
ただし、「アロママッサージオイルおだやか」は肌に塗布しますので、初めて使う時は、予めパッチテストを行ってから使用してください。パッチテストは、絆創膏のカーゼ部分に使用するマッサージオイルを綿棒で塗布し、二の腕や太もものやわらかい皮膚に塗ります。30分後と24時間後に赤斑や炎症がないことを確認します。

 

 
 
Q. 「ペパーミント」や「ユーカリ」はてんかんの持病があると使えないと聞きました。tobiracoのブレンド精油「きりり」には「ペパーミント」と「ユーカリ」がブレンドされていますが、てんかんのある子でも使えますか?
 
A. 結論から申し上げますと、お使いいただけます。
 
ブレンド精油「きりり」は「レモン」「ペパーミント」「ユーカリを」をブレンドすることにより、「ペパーミント」の割合を抑えて調合しております。また「ユーカリ」は、「ラジアタ種」という作用がおだやかな種類の精油を使用しております。
 

 
ただ、精油の使い方でご注意いただきたいことがあります。
急激な強い香りの刺激はてんかんを誘発する恐れがあります。濃度や量には気をつけてお使いください。
芳香浴でしたら、2〜3滴くらいが適量です。詳細は添付のパンフレットをご覧ください。もし、それでもご心配なようでしたら、「ブレンド精油 おだやか」をおすすめいたします。

ブレンド精油「きりり」

ブレンド精油「きりり」を使用している商品

 
Q. アトピーがあります。「アロママッサージオイル おだやか」を使用しても大丈夫ですか?
 
A.問題ありません。ただし皮膚科に通って薬をつけるなどしているときは、「アロママッサージオイル おだやか」を使わずに、薬を優先させてください。
 

Q. マグカップなどで芳香浴をしているものを、万が一間違って飲んでしまった場合、どう対処したらいいですか?
 
A. 2〜3滴の量であれば、誤飲してしまっても問題ないかと思います。
 
特に蒸気芳香の場合は、熱で精油が揮発し、10〜15分程で空気中に拡散してしまいます。ただマグカップのような、飲み物と間違え安い容器には注意が必要ですね。大量に飲んでしまったり、体に異変を感じた場合は医療機関を受診してください。
 

 
Q.「貼る療育アロマ」を手で触っても大丈夫ですか?
 
A. 多少は皮膚に触れても心配ありませんが、なめたり、口に入れたりしないようにしてください。
 
触りたがるようでしたら、シャツの上に貼ってその上に洋服を着るなどして手に触れることができないようにするといいでしょう。
 

 
 
Q. ペットのいる部屋で芳香浴をしても大丈夫ですか?
 
A. ペットへの影響は心配ありません。

tobiracoの療育アロマは、刺激の少ない、100%植物由来の天然精油を使用しておりますので毒性が弱いためペットへの影響は心配ありません。だた、ペットは人よりも嗅覚が鋭いので強い芳香は避け、ペットが嫌がるようなら止めてください。
 

Q. 「アロママッサージオイル おだやか」はブレンド精油「おだやか」の香りが弱いように感じます。
 
A. 「アロママッサージオイルおだやか」は、安全に皮膚に塗布するため、ホホバオイルに「おだやか」を希釈しております。またホホバオイルは未精製のオイルを使用しているので、ホホバオイル自体の香りも影響してしまいます。
 
未精製のホホバオイルは、ミネラルやビタミンなどの栄養成分が残っており、精製されているものに比べて肌にもよくなじむのでマッサージオイルには適しています。

 
もし、「おだやか」の香りが損なわれるのが気になるようでしたら、ご自身でブレンド精油「おだやか」を使ってマッサージオイルをお作りになってもよいかもしれません。
 
ホホバオイルではなくグレープシードオイルにブレンド精油「おだやか」を混ぜてお使いください。グレープシードオイルは比較的、匂いが少なく「おだやか」の香りが損なわれることなくお使いいただけます。
 
ホホバオイルやグレープシードオイルのように、精油と混ぜて使うオイルをキャリアオイルといいます。精油の成分を体内に運ぶ(キャリー)のでこう呼ばれます。
 
【アロママッサージオイルの作り方】
キャリアオイルと精油の割合は、キャリアオイル5mlに対して精油1滴です。
グレープシードオイル15mlならブレンド精油「おだやか」3滴が適量です。ただし、グレープシードオイルはホホバオイルに比べ酸化しやすく、安定性に欠けるため、混ぜたオイルはその場で使い切るようにしてください。
 

 
Q. アロマディフューザーは水を使用しないタイプを使っても問題ありませんか?
 
A. 問題ありません。水を使用しないタイプは、確かに香りは強く感じますが、ダイレクトに精油本来の香りが嗅げますし、水を使わないので衛生的です。
 

無水タイプのディヒューザー(生活の木)

 
Q. 「おだやか」と「きりり」のどちらを選んだらいいのか迷っています。
 
A. 実際にお使いになるご本人に選んでもらうのが良いと思います。
 
もちろん、その時々によっていいと感じる方を使うといいですし、
自然と自分で必要な方を使い分けられるようになると思います。
まず本人が「いい香り」と思うことが大事ですし、それを自分で決めて、表現することがとても大切です。
 

 
tobiracoでは香りお試し便として、ご購入いただく前に香りをお試しいただけるサービスを実施しております。まずはこちらで香りをお試しください。

 

Q. 就寝前に、「アロママッサージオイル おだやか」は気持ちが安定すると思うのですが、「きりり」のマッサージは就寝前はやめた方が良いでしょうか?
 
A. 「きりり」は覚醒系の香りなので、就寝前にはおすすめできません。
 
日中の活動したい場面では「きりり」は適しています。香りで生活のリズムをつけてあげることが大事かと思います。